RSS | ATOM | SEARCH
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

author:スポンサードリンク, category:-,
-, -, - -
せんせーとわたしのこれまでの話
No.00 せんせーとわたしのここまでの話
No.01 せんせーとわたしの居場所いない場所
No.02 せんせーとわたしの超常決闘
No.03 せんせーとわたしの終わる力
No.04 せんせーとわたしの変形戦術
No.05 せんせーとわたしの変/術/戦/形
No.06 せんせーとわたしの死生半々
No.07 せんせーとわたしの自業自解
No.08 せんせーとわたしの泥々試合
No.09 せんせーとわたしの重ね重ね
No.10 せんせーとわたしの裏方矢面
No.11 せんせーとわたしの/黒魔術
No.12 せんせーとわたしの龍神対戦
No.13 せんせーとわたしの黒魔術師
No.14 せんせーとわたしの光さす道
No.15 せんせーとわたしの悪人同調
No.16 せんせーとわたしの制限禁止
No.17 せんせーとわたしの宝石家族
No.18 せんせーとわたしの赤色黒色
No.19 せんせーとわたしの全面決橙
No.20 せんせーとわたしの懐疑会議
No.21 せんせーとわたしの恐火炎竜
No.22 せんせーとわたしの爆発展開
No.23 せんせーとわたしの妨害防衛
No.24 せんせーとわたしの賭け決闘
No.25 せんせーとわたしの一二三角
No.26 せんせーとわたしの三極神聖
No.27 せんせーとわたしの不変一族
No.28 せんせーとわたしの数的有利
No.29 せんせーとわたしの八千火力
No.30 せんせーとわたしの二枚一式
No.31 せんせーとわたしの三重苦渋
No.32 せんせーとわたしの四者落下
No.33 せんせーとわたしの五人兄弟
No.34 せんせーとわたしの六情一情
No.35 せんせーとわたしの七里結界
No.36 せんせーとわたしの零砕魔神
No.37 せんせーとわたしの九分九厘
No.38 せんせーとわたしの十死一生
No.39 せんせーとわたしの直列接続
No.40 せんせーとわたしの無力活力
No.41 せんせーとわたしの無力全力
No.42 せんせーとわたしの以下省略
No.43 せんせーとわたしの二連召喚
No.44 せんせーとわたしの焼火破却
No.45 せんせーとわたしの発火焼却
No.46 せんせーとわたしの宇宙生命
No.47 せんせーとわたしの地球生命
No.48 せんせーとわたしの超龍鳥類
No.49 せんせーとわたしの境界戦術
No.50 せんせーとわたしの境界線
No.51 わたしとせんせーの唯唯再唯
No.52 わたしとせんせーの平常決答
No.53 わたしとせんせーの始終割力
No.54 わたしとせんせーの転回暗流
No.55 わたしとせんせーの暗転回流
No.56 わたしとせんせーの死者生誕
No.57 わたしとせんせーの事項自読
No.58 わたしとせんせーの混沌戦闘
No.59 わたしとせんせーの重典重点
No.60 わたしとせんせーの両面可動
No.61 わたしとせんせーの我流魔術
No.62 わたしとせんせーの神威光彩
No.63 わたしとせんせーの巨大術式
No.65 わたしとせんせーの感染調悪
No.66 わたしとせんせーの資源禁制
No.67 わたしとせんせーの異色集合Ex
No.68 わたしとせんせーの血色欠色
No.69 わたしとせんせーの多面剣闘
No.70 わたしとせんせーの卑小飛翔
No.71 わたしとせんせーの加水流速
No.72 わたしとせんせーの溌剌浅海
No.73 わたしとせんせーの窓外滄瀛
No.74 わたしとせんせーの孤軍奮闘Side
No.75 わたしとせんせーの角四五兎
No.76 わたしとせんせーの三位一体
No.77 わたしとせんせーの付属一遍
No.78 わたしとせんせーの有数利敵
No.79 わたしとせんせーの発展火量
No.80 わたしとせんせーの一枚二倍
No.81 わたしとせんせーの希望皇獣
No.82 わたしとせんせーの信者落主
No.83 わたしとせんせーの警護認定
No.84 わたしとせんせーの六心一心
No.85 わたしとせんせーの湯入七海
No.86 わたしとせんせーの心霊真刀
No.87 わたしとせんせーの九九賁臨
No.88 わたしとせんせーの追試実証
No.89 わたしとせんせーの断続並列
No.90 わたしとせんせーの無価活火
No.91 わたしとせんせーの無価全家
No.92 わたしとせんせーの近似以上
No.93 わたしとせんせーの連立召喚Main/Main2
No.94 わたしとせんせーの強化拍車
No.95 わたしとせんせーの強者科博
No.96 わたしとせんせーの星雨命中
No.97 わたしとせんせーの生地旧名
No.98 わたしとせんせーの溶融用意
No.99 わたしとせんせーの最善戦術
No.100 わたしとせんせーの境界線StandbyBattleDraw
――
No.101 せんせーとわたしの語られない話
No.102 せんせーとわたしの紋章答句
No.103 せんせーとわたしのユベるん
No.104 せんせーとわたしの輝ける今
No.105 せんせーとわたしの先史遺産
No.106 せんせーとわたしのPRIO
No.107 せんせーとわたしのデュエル
author:海水晶, category:ピンポイントレッスン, 23:59
comments(3), trackbacks(0), - -
せんせーとわたしのDuel Stand by!(Part8)
「「デュエル!」」
「先攻は譲ってやる! さあ、カードを引きやがれ!」
「ふっ……。そんな手は効かん。私のターン! 《ライオウ》を召喚し、カードを伏せる。ターンエンドだ!」
「なに!? ……くそっ! 俺のターン! ドロー! ……これじゃあペンデュラム召喚ができねえ!」
「ふふっ……。私に先手を打たせたことがお前の敗因だ」
「……なんてな! 《ブラック・ホール》発動! 《ライオウ》を破壊するぜ! そして《増援》発動! デッキからペンデュラムモンスターを手札に加える!」
「馬鹿め! 《強化蘇生》発動! 《ライオウ》は復活する!」
「な……なに!? それじゃあ……またペンデュラム召喚ができねえ!」
「それだけではない! 貴様の《増援》の効果も不発だ! さらに《ライオウ》は攻撃力2000となる!」
「くっ……まだだ! 俺は2枚のペンデュラムカードを発動! そして俺は、こいつらのペンデュラム効果を発動!」
「ぺんでゅらむ効果だと!?」
「ああ! 勝負はまだ終わっちゃいない! お楽しみは、これからだ!」

(――後攻選択の問題点について)
やれやれ……よし、これでデッキは問題ない。……しかし、うまく回らないな。やはり目的を一点に集中するべきなのかな……。やあ。ついに一週間以上も連続してやってきてしまったよ。デュエルの準備はいいかな。
「あ、せんせー久しぶりー。準備? うん、できたできた大体は」
……いや、きみとデュエルする約束なんてしていないんだけど……久しぶりだね。ああ、最新のパックの話を知っているかな。実は武藤遊戯のデッキが市場に出回るという不祥事が起きたんだけど……。
「どこが不祥事なのさ。ていうか、それパックじゃないよね。ストラクチャーデッキ高額版みたいな感じ?」
ふむ……把握しているようだね。ああ、これは知っているかな。実はペンデュラム召喚という、新しい召喚方法が近々導入されるんだけど……。
「せんせーより知ってる。逆に訊くけど、せんせー知ってる? 榊遊矢の切り札モンスター」
……? まあ、ストラクチャー……ではない、スターターデッキの一番前にいる、あの白い魔術師だろうね。《時読みの魔術師》だったか《星読みの魔術師》だったかは、ちょっと覚えていないかな……。
「いやいや、主人公の切り札は攻撃力2500ってルールがあるじゃん。魔術師は違うよ。どっちも攻撃力1500以下でしょ?」
まあ……そういえばそうだけど、しかしきみはアニメGXを観ていないのかな。しばらくの間、《E・HERO ネオス》は登場せず、《E・HERO バブルマン》と《強欲な壺》、あるいは《E・HERO フレイム・ウィングマン》が遊城十代の切り札だったじゃないか。
「いや……そりゃ、そー言えばそうだけど、そーじゃなくて。あとから攻撃力2500の法則ができて、続いてるじゃん。じゃあ、次の主人公も2500がエースだと思わない?」
なにを言っているんだろう……。早速、GXの直後の5D’sで《スターダスト・ドラゴン》がしばらく登場せず、《ジャンク・ウォリアー》が不動遊星の切り札だったじゃないか。さらに言うと、そろそろ最終回の遊戯王ZEXALだって、《No.39 希望皇ホープ》はアストラルからの借り物みたいなもので、九十九遊馬自身の切り札モンスターは《H−C エクスカリバー》あたりじゃないのかな。
「いやー……まあ、ほら。そー言えばそうかもしれないけど、それ言ったら、最初のブラマジだって途中から切り札になった感あるよね。最初はむしろデーモンとかガイアが多かったよーな」
……まあ、たしかに、奇術師パンドラ戦あたりから《ブラック・マジシャン》の存在感が増してきたような気もするんだけど……。つまり、なにかな。いずれは攻撃力2500のエースモンスターが榊遊矢の相棒になるという推測かな……。アニメの予想は行き過ぎてネタバレにならない限り歓迎だけど、ちょっと、ぼくには《オッドアイズ・ドラゴン》なんてカードは受け入れがたいんだ。……それとも、数多くのサポートで実用レベルになる、《E・HERO ネオス》や《ブラック・マジシャン》のような立ち位置なのかな……。
「せんせーの杞憂は放っといて、ピンポイントレッスンもね。そろそろ準備できてるからね」
……? ああ、もしかして、あれかな……。部外者の立ち入りが昨日行われたんだけど、それとなにか関係しているのかな……。
「うーん、まあ、してる? かな? ……せんせーさ、仮にここに、建物があったとするじゃん。で、これは秘密結社なわけね。悪の組織なわけね。世界をどうにかしようとする組織のアジトだとするじゃん」
ぼくはDX版を可能な限り購入しているから、強盗してまで手に入れたいアイテムはすでにないんだけど……。
「? ちょっとわかんない。何の話?」
やはり、コンプリートはみんなの憧れだね……。自力では手に入らない物は、たしかに奪うくらいしかない。見ぬふりをするくらいなら、もぎ取るほうがよほど健全だよ。
「……えーと、うん。飛ばすよ? で、その組織のアジトに、当然せんせーは入れないわけね。悪の組織に入るには、サングラス要素が足りないから。じゃ、せんせーがこの建物に、あるいはその敷地に入れるのはいつだと思う?」
……? ぼくに入る理由があるのか、ちょっと前提が理解できないんだけど……まあ、そうだね。どうしても……たとえば貴重なおもちゃを持ち去られ、発信機から場所を特定したとして……どうしてもその建物に侵入するなら、やっぱり夜じゃないかな。闇夜に紛れて侵入するのが一番だよ。
「セコムくるよ」
セコム!? ちょっと待った! 悪の組織が警備会社を雇っているのかな!?
「そりゃ、まあ、警備は大事じゃん」
……何の話をしているんだ? ええと……じゃあ、まあ、気長に考えていいのなら、ぼくがセコムの社員になる……のは物理的に不可能だから、セコムの人を移動中に襲って、入れ替わって侵入するかな。……これは心理テストかなにかなのかな?
「だとしたら、せんせーのテスト結果はひどいよね。……や、そんなすぐにって話じゃなくてね? 悪の秘密結社の建物には、多分ヒーローかその仲間しか入れないから、そこは耐えようよ。じっくり待って、秘密結社が滅ぼされたり本部移転するまで待ったら、ほら、土地や建物には入れるよね? ってのが答えなんだけど」
…………どうだろう。秘密結社が地球を乗っ取ってしまえば、むしろその建物の警備は最高レベルになるんじゃないかな。まあ、たしかに悪の組織は滅びやすいから、消滅後を待ってもいいのかもしれないけど……何の話だったかな。
「つまりねー、侵入しやすい場所って、すでに取り壊された場所とか、これから取り壊される場所だったりするよねー。……わかった?」
ふむ……そうだね。たしかに取り壊し作業が始まってしまえば、もう警備機能もないだろう。おもちゃの行方は絶望的だけど、入ること自体はそのタイミングで一番実行しやすいのかもしれない……なにかな。ここは泥棒養成学校だったのかな。
「じゃあ、せんせーに質問です。侵入者のあったピンポイントレッスンは、近々どうなるでしょうか?」
……取り壊される? あれ……? なんだ、この結論は……。どうしてぼくはこんな奇抜な発想を……?
「いや、奇抜じゃないよ。正解だから。てことで、今日あたりでこのピンポイントレッスンは、まあ取り壊されはしないけど、野ざらしになるからね。関係者も立ち入り禁止、せんせーは明日からここに入れないからねー」
……!? 待った! ぼくは今やここの住人だ! その住人に打診もせず、勝手なことを決めないでほしいな!
「住人って……せんせー長いこといなかったりしたじゃん」
ちょっとデュエル中毒になっていてね! いや……まあ、それ以外のカードゲームを嗜んでいたりもしたり、いや決してしてはいないんだけど……。
「え? なに?」
なにも嗜んでいないよ。いや、しかし、あれだよ。遊戯王以外のカードゲームに触れることで、その考えかたから学ぶこともなくはなくてね……そう、だから、あれは遊戯王をプレイしていたも同然とも言えるんじゃないかな。言えるはずだ。
「いや知らないけど……せんせーがなにプレイしててもいーんだけど……」
しかしだね。たしかにぼくはすでにここに来る理由の多くを失ってはいるけど、しかしここにいなければできないことというものもあるんだよ。たとえば、ストーカーから逃げたり、ストーカーから隠れたりだ。
「え? それって外の世界でできないの?」
きみは知らないんだよ……本気を出した人間が、どれだけ他人に迷惑をかけられるか。きっときみは知らないんだ……それが一番幸せなんだ……。
「それって、せんせーが迷惑かける側?」
違うよ。とにかく、ぼくの隠れ家としても、ピンポイントレッスンには残って……そういうことか! よくよく考えれば、きみだってピンポイントレッスンを失うわけにはいかない身! つまりきみは、ピンポイントレッスンの行く末を賭けて、ぼくとデュエルしようというわけだね!?
「や、違うよ? あれ? せんせーそろそろ学びなよー。わたしデュエルとかあまりしないんだって。だって、ほら、デュエルってどっかで一方的な展開になるでしょ? あーいうのが受けつけないんだよねー」
へえ……遊戯王をプレイすることに特化したこの空間で、なかなかな意見を出してくれるね。……まあ、たしかにカードをコレクションするだけで満足だ、勝敗をつけたくないという人も、稀に確認される。楽しみかたは人それぞれだけど……なら、ぼくの楽しみのためにも、そしてきみが存在するためにも、この場所は残しておくべきじゃないかな。
「いやその意見は全部せんせーのためだよね。ていうか、残すには残すんだって。でも、ほら、おかしいじゃん。遊戯王ZEXALピンポイントレッスンって、いやいや、もうZEXAL終わりますよって話じゃん。だったらなくなっても仕方ないよね」
……待った! まだあるじゃないか! 漫画版ZEXALはまだ健在だ! それに榊遊矢のデザインを考えれば、むしろARC−Vが漫画ZEXALのアニメ版という解釈だって可能じゃないかな!
「それはやりすぎだと思う」
ぼくもそれには同意見だよ!
「……えーと? あ、そーだそーだ。てことで、せんせーにはね、これをあげよう。見えない層向けに説明すると、紙が2枚とボールペン一本ね」
……? これで、ぼくに好きなカードの『ぷろきし』を作れということかな?
「や、違う。ていうか、すでに項目あるじゃん。見えるけど見えない層向けに説明すると、1枚がせんせーへの質問集、もう一枚が英数字の羅列ね。この二枚がチケットになるから」
……《マドルチェ・チケット》? 悪いけど、【マドルチェ】についてはまだ不勉強でね、《マドルチェ・マジョレーヌ》に《ヒュグロの魔導書》を使う話しかできないんだ。
「んー……。《マドルチェ・マジョレーヌ》のエンドレス自分サーチって、今のところオンリーワンの効果だけどさ、ペンデュラムがあれば似たよーなことはできるよねー」
まあ……しかし、あの柔らかいイラストを裏切って、展開力と除去力に長けたデッキだと聞いているからね……それはそれで、ギャップがあっていいかもしれないな。……試したいデッキ候補に入れておこう。
「ま、それはそれとして、その紙に必要なこと書いてねー。あ、スターター、せんせーって発売日に買う人?」
色々な場合がある人だけど、今回はなにしろ初登場のペンデュラム召喚があるからね。発売日の朝に買うつもりだよ。
「じゃ、その日以降に書き始めてね。で、こっちの紙で、入れるようになるから」
……? 劇場? いや……ミュージカル? これはどこへのチケットなのかな……。
「せんせーせんせー、しっかり見ようよ。それ手書きだよ。次のピンポイントレッスンへの招待券だからねー」
……次? 次のピンポイントレッスン……機体交換にはやや時期が早くないかな。
「むしろ遅いよ。何クール経ってんのって感じじゃん」
……きみがメカトークに対応するだと!? ちょ……ちょっと待ってくれないかな。きみはどれだけのなにを把握しているのかな……マイベスト機体はなにかな。ああ、パイロットも別枠で答えてくれると嬉しい。
「パイロット? プレイヤーじゃなくて?」
…………ぼくの誤解だったようだ。新しいピンポイントレッスン? ああ……わかったよ! そちらの正式名は『遊戯王ARC−Vピンポイントレッスン』だね!?
「まあ……大体は? そうかもね」
そういうことか……なるほど、一安心だよ。これでとりあえず、三年ほどは……いや、待った。以前たびたびあった、謎の『閉め出し』行為だけど、あれはやめてくれないかな。ちょっと、ぼくは人生をかけてピンポイントレッスンに逃げ込む事態も考えられるんだ。さながら毒ガスに追われているかのようにね。
「閉め出し? えーと、わたし知らないな……。そんなのあったっけ……? よくわかんないけど、入れないってことは基本ないからね。まあ、せんせーがデュエルデュエルって絡んできた時は、たまに追い出したくなるけどさ」
それは……まあ、気をつけておこう。ふむ……ああ、なるほど。脳内で別のカードゲームに置き換えてみたけど……たしかに、相手だけがモチベーションの高い状態で行う勝負は面白くないね。じゃあ、その場合はあちらの『わたし』を差し出してくれないかな。
「せんせーにとってあの『わたし』がどーいう扱いなのか、今わかった。……や、それでいーんだけどさ。じゃ、その時はそうするってことで……あ、そーいえば、今ちょっといい?」
なにかな。
「せんせーの今のベストデッキってなに? 使える状態って意味で」
……ふむ。まあ……そうだね。【エッジマン】かな……?
「せんせーってそーいうとこわかりにくいんだよね。今のはボケ? それともツッコミ待ち?」
ただ純粋に質問に答えただけだよ。……まあ、意表を突かれるのも無理はないけどね。
「あー……うん、じゃーいいやー。ちょっとデッキ作ってみたんだけど、まあ、うん。あっちの『わたし』でテストするからいいやー。【エッジマン】は、ねー……」
なんて失礼な! ……ええい、じゃあ、どうかな。今日はあちらの『わたし』とデュエルするつもりだったんだ……その相手を代わりにきみが務めるというのはどうかな。おおっと! 無理強いはしないよ! しかし、戦いもせず馬鹿にされるのは許せなくてね……。
「うーーーーーーーーーん。どうしよーかなー……」
人類には発音不能な長考だね……。まあ、なにかな。きみは聞いているかもしれないけど、融合を取り入れたデッキだからね。あまりにも相性が悪いなら、あえてデュエルする必要もないだろう……サレンダーしてもいいんだよ?
「いや、それはないんだけど。皆目ないんだけど。ありえないんだけど……せんせー負かしてもなー……面白いことないしなー……。あ、じゃあちょーどいいや。せんせーせんせー、このデュエルになにか賭けない?」
ん? ……ああ、あれかな。ナンバーズを賭けたデュエルでも始めるのかな。ぼくには《No.10 白輝士イルミネーター》を差し出す準備くらいならいくらでもできているよ。
「そーじゃなくて。まあ、なに? さっき渡した紙の一番下に、『はい』『いいえ』の項目があるじゃん。わたしが一本勝負で勝ったら、そこの『はい』に丸つけてくれる?」
……いいだろう。ただし、デュエル前に宣言しておく! 特殊勝利で負けた場合は前言を撤回するよ!
「んー。問題ない問題ない。まあ、わたしもたまにはねー。ごくたまにデッキをテストしようって気にはなるんだよねー。……えーと? わたしのターンからでいいんだっけ?」
……先攻ドローはあるんだね!? ちょっとその選択は卑怯じゃないかな!
「いや、せんせー先攻ドローは昨日で終わりにしたはずじゃん」
ふむ……なら、いいだろう! デュエル・スタンバイ・ドローしたまえ!
「えーと、いいの? じゃ遠慮なく……。デュエル・スタンバイ」
そこは飛ばしてくれていいんだよ……。さて、ぼくもデッキをオートシャッフルしよう……かかってきたまえ!
「いやわたしにもオートシャッフル要求しなよ……危なっかしいなー。えーと、一応カットお願い」
いいだろう……《ラーの翼神竜》がデッキの一番上にきますように、きますように……きみもカットしたまえ!
「《大嵐》が一番底に沈みますように……あと宣告警告……《死者蘇生》も……ていうかデッキトップから10枚フルモンになりますよーに……」
それはそれで動きやすくないかな……まあ、完全なノーガードだけどね。さて、それじゃあいいだろう! これがぼくのマスタールール2最後のデュエルだ!
「明日も言ってそーだよね、それ。……次くるのはスターター買って、紙に全部書き終わったあとでね? じゃー、はい。ドロー。……んー。これでいっかなー。《ライオウ》召喚ー。伏せカード3枚でターンエンドー」

/せんLP8000 |
/わたLP8000 ライオウ|伏せ×3
……《ライオウ》!? ペンデュラム召喚ができないじゃないか……まあ、するつもりは全然ないけどね!
「せんせーのターンだけど……エンド発動?」
いや、ぼくのターンだよ。ドロー……ふむ。このカードを引いたか……。
「とりあえずサレンダーするって手もあると思うけど?」
あるはずがないじゃないか……むむ、《ライオウ》。一行目に書いてはみたものの、出されるとこんなにも鬱陶しい……どうしたものか……ええい、ぼくはカードを1枚……2枚伏せてターンエンドだよ!
/せんLP8000 |伏せ×2
/わたLP8000 ライオウ|伏せ×3
「あ、そっか。せんせーのデッキ【E・HERO】だから《ライオウ》刺さるんだ。ごめん、そこまで考えてなかった」
……違う! ぼくのデッキは【エッジマン】だ! 今に見ていたまえ! ぼくのエースモンスター《E・HERO エッジマン》がきみの《ライオウ》を抹殺する!
「うん。エンドフェイズ《アーティファクト・ムーブメント》。真ん中じゃないほうの伏せカード破壊して、アーティファクトセットしていい?」

……なぜ真ん中を狙わない!
「えー……と、なんとなく。『わたし』が真ん中狙い多いから、むしろわたしは逆で、みたいな」
ええい! 《ヒーローアライブ》が破壊されたよ! ……ターンエンドだ!
「ちょっと待って。モラルタ伏せさせて。せんせー確認する? はい、《アーティファクト−モラルタ》。ここに伏せとくから、覚えといてね」
覚えておくとも……ふむ。これで《大嵐》は……いや、今ならまだ被害はない。さあ、きみのターンだ!
「ドロー……。うーん。バトル、《ライオウ》ダイレクトアタックで」
なにもないとも! なにか発動しなければならないのかな!?
「いや、全然……。困ったなー。《ライオウ》封殺もまあ、あるけど……やっぱ『わたし』で試そっかなー……」
こら! まだ勝負はついていないじゃないか! ぼくでは相手にならないとでも……? なら、きみのライフを確認したまえ!
「8000だけど……?」
ははは! そう! そしてぼくのライフは6100……つまり! この状況、きみが優勢ということだよ!
「うん。まあ……うーん。【E・HERO】……よし、メイン2ターンエンド。大丈夫? 《ライオウ》攻略できなかったら、まあ、それはせんせーが悪いよね。ていうか、せんせーも《ライオウ》使えばいいじゃん。ペンデュラムに効くんでしょ? これ」
/せんLP6100 |伏せ×1
/わたLP8000 ライオウ|伏せ×3
まあね……。《昇天の黒角笛》を評価した以上、そこに攻撃力さえも備えたカードを評価しないわけにはいかない……。さて、ぼくのターン! ドロー! 《ライオウ》の制圧力は確かに高い! だが! それは勝負を決める力ではない! ……見えた! ……いや、こっちだ! いくよ! ぼくはメインフェイズに伏せカード《強制脱出装置》を発動! さらば《ライオウ》! ちょっと手札に待機してもらおうか!

「うーん…………ん、いいよー」
そのちらちらと確認される伏せカード……さすがに《アーティファクト−モラルタ》を見ても意味はないんじゃないかな!
「ターンエンド?」
そんな馬鹿な! だったら《強制脱出装置》なんて使わないよ! ぼくは《トリオンの蟲惑魔》を通常召喚! 効果で……そう、何らかの『落とし穴』を手札に加えるよ!

「あっと、そーきたか……。うーん……困ったなー。……どうしよっかなー……。迷うなー……」
だから、《アーティファクト−モラルタ》をめくっても、それは発動できないカードなんだけど……。
「こーいう時にきっちり考えないのが、せんせーの悪い癖ね。さて……まあ……でも、……だよねー。……だから……オッケー。なにも発動しなーい」
……うう。あれはなにか……それとも……ええい! なら、ぼくは《奈落の落とし穴》を手札に加えるまでだ! そしてバトルフェイズ! 《トリオンの蟲惑魔》できみにダイレクトアタックするよ!
「じゃ、その時に《アーティファクトの神智》発動ー。デッキからアーティファクト特殊召喚していい?」

うう……しまった! いや、ぼくに過失はない! ……仕方ないな! お構いなく!
「じゃ、《アーティファクト−モラルタ》2枚目。で、効果でトリオン破壊ね」

……メインフェイズ2! ……カードを……いや……待て。…………仕方ない! これならどうだ! ぼくは《沼地の魔神王》発動! デッキから《融合》を手札に加える!

「うわ、まだサーチ持ってた」
そして……カードを3枚セット! ターンエンドだよ!
/せんLP6100 |伏せ×3
/わたLP8000 モラルタ|伏せ×2
「へえー…………うん。まあ、さすがにね。3枚だと難しいよね……。とりあえずドローして……うーん。3枚かー。ちょっとなー。じゃあ、これで……これで、かな? どーせ《融合》あるよねー? メインフェイズ、からのバトルフェイズ。モラルタで攻撃」
くそう! 防ぐつもりはないよ!
「多分、防げないんだよね……。メイン2、《ライオウ》召喚」
させるかあ! 《奈落の落とし穴》発動! その《ライオウ》、破壊して除外させてもらおう!

「うんうん、オッケオッケ。じゃあ……カード2枚セット、かな。ターンエンド」
/せんLP4000 |伏せ×2
/わたLP8000 モラルタ|伏せ×4
ぼくのターン、ドロー! ……くそう! 伏せカード4枚だと……? 《大嵐》はどこだ!
「いやせんせーの《融合》吹っ飛ぶよ。多分だけど」
ええい……ちょっとエクストラデッキを確認するよ! なにしろ《融合》を持っているものでね!
「え? うん。……ヒーロー融合体って、基本戦闘効果しか持たないよね」
破壊耐性は! 破壊耐性はどこだ! ……ええい! だったら仕方ないな! ……いや、本当に? ……だけど、これは……。ちょっと、墓地を確認させてもらっていいかな!?
「はい、どーぞ」
探せ探せ……迷路の出口に……なんだ、2枚か。これじゃあさっぱり……よし、あの可能性に賭けよう。
「あ、せんせーが勝ったらなにあげるか決めてなかった……。榊遊矢風ペンダントでいい?」
いらないよ! それじゃあ……ぼくは……いや、失敗すれば負ける……。……なら、こちら……通用するとは思えない……なら、こちらだ! ぼくは……ええい! しかし! しかしだ! さすがに無理があるんじゃないかな……いや、でも……駄目だ! ……だとしても!
「あー、困ってる困ってる。ね、せんせー。一応訊くけど、わたしの伏せカードが多すぎて困ってる?」
まったくもってその通りだよ! 4枚!? 4枚だって!? 【インフェルニティ】でも使っているのかな!
「いやむしろせんせーが少なすぎるんだって。これくらい出しとかないとすぐモンスター破壊されるじゃん。ほら見て。わたしのモンスターモラルタ一体だけなのに、なんか倒せない気がしなくない?」
……たしかに、単独の《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》よりも倒しにくい印象はある。しかし……せめてデュエルがもっと進んでいれば、伏せカードの割り出しだってできるのに……。
「まーじっくり考えなよ。時間制限とか気にしない、ていうかナシでいいから」
よし……いいだろう。《神の宣告》、《神の警告》、《奈落の落とし穴》、《激流葬》……そしてアーティファクト関連。これらが《アーティファクト−モラルタ》を守っていそうなカードだ……ふむ。しかし……墓地にあるのは《アーティファクトの神智》と《アーティファクト・ムーブメント》だけ。これではアーティファクト系の予想しか立たないな……。まあ、大体の罠は……そう、ぼくの伏せカードを『少ない』と表現したなら……いや、《アーティファクト−モラルタ》が『倒せない気がする』……? ……ふむ。なら……ああ! そういうことか! そうか、わかったぞ!
「なんか、デュエルと関係ないとこから推理始めてるよね……」
ふふ! ……待った。しかし……ええい、とりあえず道筋を考えよう……。しかし……待て。仮に、だ……仮に……だった場合、は……ふむ。なら……ああ、失策だったか……そうだ、そこがぼくの判断ミス……いいだろう! このデュエル! ぼくが勝つ! ……違う! その前提に立つと……だから……であるからして……結局は除去……ああ、問題ない! 今度こそいくよ! ぼくは伏せカード《融合》発動! 決められたモンスター二体を融合させる!

「かなり迷ったね、せんせー」
ちょっとした事情があってね! さあ! 融合召喚してもいいかな!?
「え? うん。どうぞどうぞー」
……む。こちらではない……か? 融合召喚! 《E・HERO ガイア》!

「……それはまあ、驚かないんだけどさ。トリオンとエッジマンの手札融合って斬新だよね」
ははは! やむにやまれぬ事情があってね! さあ、攻撃力吸収効果発動! 対象は当然《アーティファクト−モラルタ》だ!
「チェーン、《奈落の落とし穴》。ガイアは除外ねー。やー、怖いなー怖いなー」
……ふう。駄目だったか! ……だが、これで伏せカードは残り3枚! いくよ! ぼくは手札から《ミラクル・フュージョン》発動! 決められたモンスター二体を融合させる!

「あっと……いいよー」
ふふ……ぼくが融合するのは……《E・HERO エッジマン》と《沼地の魔神王》を除外! 《E・HERO アブソルートZero》だ!

「おおー……。ん? ……まあ、いっか。……んー? うん、いいよー」
ハハハハハ! バトルフェイズ! 《アーティファクト−モラルタ》に攻撃だ! そのモンスターは《E・HERO ガイア》によって、攻撃力が半減している!
「ごめん《アーティファクトの神智》2枚目。……デッキからアーティファクト出していい?」

……え? ああ……はい、うん。……え? 構わないけど……きみの《アーティファクト−モラルタ》は破壊されるよ?
「え?」
え?
「え? ……あれ? あーミスった……かも……。そっかー……除去ってモンスターじゃなくて、モンスター出して除去だったかー……。だったら仕方ない……チェーンミラフォ。モラルタ登場前にミラフォで破壊しとこう」

え? ……ああ、なるほど。プレイングミス……を、ぎりぎりでリカバーしたのか……。……いや! ちょっと待った! 《E・HERO アブソルートZero》の効果発動はチェーン処理後だから、このチェーンでなにをしようと《アーティファクト−モラルタ》は全滅するよ!
「あ。しまった。あれ……? ねえせんせー……ちょっと、質問してもいい?」
いいけど……なにかな。巻き戻しのお願いかな……?
「や、別に戻さないけど。せんせーがチェーンしないならこのまま処理するけど」
じゃあ、どうぞ。
「ミラフォでゼロ破壊ー。……で、なぜかモラルタ出て、ゼロの効果で二体とも破壊ね……ねえ、せんせー。わたしミラフォ発動する意味あった?」
いや……皆無だね。現状では、ぼくに伏せカードの怖さを払拭させる以上の意味はなさそうだよ。
「…………。せんせー、このデッキ、あげるからさ。使いなよ。カスタムしていーから。……わたしには使えない」
まあ……なにかな。ぼくも勘違いで自滅の道を歩くことはよくあるんだ。気にすることじゃないよ。
「せんせーと同レベルってことが、もう気にせざるを得ない大問題だよね」
ちょっと待った……それはどういうことかな?
「ターンエンドまだ? 時間制限考えよーよ、せんせー」
時間制限はないと言ったじゃないか! ええい! きみはいつだってそうだ! 人のことを見下して!
「繊細にも程がある! ……って、キレていい場面?」
おや……なんだ、まだ共通の話題があったのか……。それじゃあ……ぼくが繊細すぎるのは、まあ、事実だよ。このままターンエンド……いや! メインフェイズ2! ターンエンドだ!
/せんLP4000 |伏せ×1
/わたLP8000 |伏せ×1
「ううーん……。プレミった時の残念感ってひどいよねー……。ドロー。あ、じゃ、《オネスト》召喚。ダイレクトアタックー」

《オネスト》……あれは、何なんだろう。手札事故……じゃないのか?
「メイン2で回収していい?」
構わないとも……ふう。これであと2ターンは耐えられそうだ。さあ! ぼくにドローさせたまえ!
「カード2枚セット。ターンエンド」
/せんLP2900 |伏せ×1
/わたLP8000 |伏せ×3
……大丈夫かな。2ターンも……いや、怪しい。このドローにすべてを賭ける! 入ってはいないけど……こい! 《RUM−七皇の剣》! ドロー! ……きたか! ああ……大体きたね! ぼくはカードをセット! ターンエンドだ!
/せんLP2900 |伏せ×2
/わたLP8000 |伏せ×3
「んー……いっかな? わたしのターン。ドロー……うん。えーと、よし。墓地確認墓地確認……。メインフェイズ、《オネスト》召喚して攻撃していい?」
一瞬でバトルフェイズか……いいだろう! 正直者が馬鹿を見る! ただし見下すほうの意味でだ!
「……《次元幽閉》は? ミラフォでもいいけど」
《次元幽閉》、《聖なるバリア−ミラーフォース−》、《炸裂装甲》、《No.39 希望皇ホープ》、《魔法の筒》、《ディメンション・ウォール》、すべて発動しないよ。
「じゃ、リビデ発動していい?」

……どれど、ちょ……っと、よく、ないんじゃないかな……そういうことは。
「対象モラルター。そしてバトル中追撃ー。通ればせんせーのライフゼロだけど……通る?」
…………おかしい。いや……通るとも。通ってしまうとも……。そしてぼくの負けだとも……。……ちょっといいかな。そのデッキは……【先史遺産アーティファクト】のはずだね?
/せんLP0 |伏せ×2
/わたLP8000 オネスト モラルタ|リビングデッド 伏せ×2
「え? 違うよ? オーパーツ入ってないし」
ああ……道理で、手札事故のはずなのに平気で攻め入るわけだよ……。そもそも先史遺産があるはずがないのか……。……しかし、なにかな。《オネスト》があるとなると……よくわからないな。
「なにって言われると、さあ……。メタビート? あ、デッキせんせーにあげるから、はい。ペンデュラムって《ライオウ》に弱いのかなー、なら《ライオウ》維持したら勝てるんじゃないかなーとか思って組んでみただけだし……えーと、モンスターと魔法だけ抽出すると並べやすい」
ふうん……あ、《RUM−七皇の剣》が入っているね。……へえ。除去の枚数が多すぎじゃないのかな……?
「デッキの目的自体が除去なんだよね……。まあ、除去ってる間のビートなんだけどさ、どっかなー。除外ないけどペンデュラム潰せるかなー」
いや……除外ならあるじゃないか。まあ……破壊主体なのはわかるけど……ふむ。ちょっと、いいかな。
「なに? ダメなとこ見つかった?」
見つかって当然だと言いたそうだね……。この、《ライオウ》と、この《トリオンの蟲惑魔》さんに、著しいアンチシナジーが……つまり、相性の悪さが見受けられるんだけど……。
「《ライオウ》いる限りトリオン出さないから平気」
……そうかな。なら……《昇天の黒角笛》の枚数が多すぎないかな。いくらなんでも過剰だよ……。
「あ、そこはねー。ちょっと気にはなったけど、ペンデュラムの速度がまだわかんないし。最速に対応したらこーなりました、的な」
まあ……このくらいなら、ぼくにもデッキのコンセプトがわかりやすいかな。このデッキ……実は初心者向けかもしれないね。1枚1枚の役割がはっきりしていて、使いやすそうだよ。
「そりゃメタビートだもの。しかも特定メタじゃなくて、とりあえずオールレンジだもの。これね、しっかりメイン調整して、サイドのカード考えだしたら大変そう。とりあえずメイン作るまでは結構簡単に行くんだけどさ……」
ふむふむ……しかし、こんなデッキを渡されても、ぼくとしては困るばかりだよ。あいにく、これではペンデュラム召喚対応に改造できない。ぼくはこれからペンデュラム世代と互角に渡り合う使命があってね……。
「いやそれでペンデュラムしたら駄目だから。そのデッキでペンデュラムに対抗してみなよっていう。ちょっとわたし、ほら、プレミったらますますデュエルする気なくなったし、せんせーが色々試して、どう改良したのか教えてくれない? っていう提案なんだけど。そのデッキで勝てなかったデッキとか、勝てたデッキとか聞いときたいし」
ふむ……なるほど。まあ、そうだね……。たしかにぼくの持つどのデッキよりも、対ペンデュラム召喚要素が多い。それじゃあこれは……ふふ、敵から渡される新アイテムか。胸が高鳴るね……いざという時に使わせてもらおう。そう……無茶な賭けデュエルを申し込まれた時あたりにだ!
「いや賭けデュエルは断りなよ」
ああ……大丈夫だよ。ぼくの知り合いは法に触れない賭けデュエルしか挑まないからね……。さて、そういえば一番下に丸をつけるという話もあったか。……これ、……え? これ……かな? まさか……。
「『はい』『いいえ』があるなら、それ。『はい』に丸つけてねー」
…………ええ? ああ……いや、たしかに……しまった。賭けの内容を把握せずに戦うなんて……とんだ失策だ。これなら……いっそ急造の【エクゾディア】で勝負に出るんだった……!
「いやわたしの初手《ライオウ》あったじゃん……」
いっそ急造の【ジャックポット7】で勝負に出るんだった! ええい! ……ええい! ええい! いいだろう! だが! この『はい』はいつか、『いいえ』に書き直させてもらうよ!
「回答用紙はこちらで処分させていただきます。一度提出していただいた内容についての問い合わせ・修正要望には応じられません。ご了承ください」
そんな注意書きはなかった! ……ええい! なら、こんな用紙は破り捨ててやる!
「せんせー、せんせー。ちょっといい?」
なにかな!?
「ピンポイントレッスンから締め出されると困る人、だーれだ?」
……ふう。わかったよ。負けた以上、潔く従おう。……しかし! ぼくに承諾させたくらいで、ぼくが屈伏すると思うな!
「いやもうしてるじゃん」
していない! ぼくが屈伏したと認めない限り、ぼくは屈伏していない! ……それじゃあね! また次の機会にでも!
「待った、せんせー。今度は別のピンポイントレッスンだからね」
……どのあたりにできるピンポイントレッスンなのかな!?
「まあ、割とわかるところに……たぶん、できるから。うんうん。シンクロでもエクシーズでもそーだけど、とりあえず潰せるデッキが強いよね。コンセプトは当たりだったかなー」
……シンクロ召喚を封殺しつつ、エクシーズ召喚も潰しにかかる【ヴェルズ】というデッキもあるけどね……。さて……それじゃあ今度こそ使い納めだ。時間も危ないから、また次のピンポイントレッスンで。
「んー。またねー」
author:海水晶, category:ピンポイントレッスン, 16:55
comments(3), trackbacks(0), - -
せんせーとわたしのDuel Stand by!(Part7)
「「デュエル!」」
「私は後攻を選ぼう……貴様のターンだ!」
「冗談じゃねえ! 俺は後攻を取る! てめえのターンからだ!」
「ふふ……っ。ならば仕方ない。私のターン! ドロー!」
「!? ドローだと!? 先攻はドローできないはずじゃなかったのか!」
「馬鹿め……私は今引いたカードをデッキに戻す! さらにシャッフルさせてもらおう……」
「コイツ……なにを言ってやがる?」
「私はモンスターを守備表示! ターンエンド!」
「……? ……! てめぇ! 間違えてドローしやがったな!」
「ふっ……。この私に間違いだと? あるはずがない……」

(――先攻選択の問題点について)
まあ、どうしても起こりうる問題だね。自分のターンになると同時にカードを引いてしまうのは、もはやデュエリストの生態だよ。……さて。一応、昨日の約束通り、きみにちょっとしたプレゼントを持ってきたよ。知り合いがどこかでおみやげとして買ったらしい、榊遊矢風ペンダントだ。まあ、よく見てみれば違うところしか見つからないけど、どこか似ていないかな。
「ははー……。そーですねー。びみょーに色が似ていますかねー?」
そうだね。まあ、形も似ている似ていないで言えば似ていなくもないし……これをきみに進呈しよう。いざという時は非常食としても使えるよ。
「ほほー? ……かたそーなのですけどー」
いざとなれば、誰だって本来できないことをしてしまうものさ……。さて、これを渡してしまうと今日はもう、ここでやることもないんだけど……。どうしようかな。ああ……王様、いや、闇遊戯デッキが先日発売されていたね。あれの話でもしてあげようか……《カタパルト・タートル》が残念な変更を求められたね。

「いーえー。実はですねー、わたしは新しーデッキを持っているのですけどー」
へえ……くだんの闇遊戯デッキかな。《洗脳−ブレインコントロール》が収録されているとは驚いたよ。まあ、たしかに愛用していたけどね。

「そーではないのですよー! わたしはわたしのデッキを新しく作ったのですよー! これでですねー、せんせーとデュエルしてあげるのですよー」
……? デュエル? それは昨日終わったじゃないか。それとも、なにかな。まさかここからエキストラデュエルに突入するのかな……。あいにく、ぼくは闇遊戯デッキしか持ち合わせていないんだけど……。
「む、むむー? そーなのですかー? ふむー? ではー、わたしはどーすればいーのですかねー?」
まあ……どうしてもというなら、そうだね。ペンデュラム時代ももはや一週間以内に訪れることだし……あのデッキを使い納めておこうかな。ぼくのことだ、しばらくはペンデュラム召喚と連呼することになるに決まっている……。
「ほほー? せんせーはデッキがあるのですねー? それではー、デュエルなのですよー!」
いや、ちょっと外の世界に置いていてね。あいにく、デッキレシピを記憶してはいないんだ。これから取りに戻って……まあ、大体なら再構築できなくもないんだけど……。
「っふー。せんせーってばドジッ子さん! デッキ落としてマシタヨー。あっれぇ? それともコレってアレですか? ぼくの愛用のデッキを受け取ってくれよ、みたいな? なぜならぼくにはもっと愛すべきものがあるからサ……みたいな? ですかですか? えっへへっへへへへっへへへっ! もーうせんせーってば照れ屋さん!」
……それをぼくに渡せ。そしてきみは消えたまえ。
「っふふふー。冷たいせんせーも好きー。温かいせんせーは大好きー。ところでココってなんですかあ? あーっ! 愛の巣だ! 二人のための愛の巣だ! でしょう? もーう! せんせーってば気が早いんだからぁ!」
はは……。ちょっと、冗談は、うるさいから、消えて、なくなって、失せて、滅びて、どこかに、いなくなって、もら……おうか!
「あっ、せっ、うわ、いた、あ」
……よし! 悪霊退散! ……ちょっといいかな! ピンポイントレッスンには《黒光りするG》の一匹も入れないんじゃなかったのかな!?
「そ、そーですけどー、そーですねー。よくわかりませんからー、デュエルなのですよー」
よくわからないのはきみのほうだ! 今のはなんだ! ぼくの知り合いだ! 最近話題にしているペンデュラム世代だよ! なぜアレがここに存在しているんだ! いや、追い出せはしたものの!
「し、知らないのですよー。そーですねー、もー一人の……いーえー、わたしの闇人格は知っているかもしれないのですよー」
だったら人格交代してくれないかな!
「い、いーえー、ほんとーは知らないよーなのですけどー……」
むむ……ああ、そちらか……。わかったよ。アレについては……まあ、あとで体罰を加えておくから問題はないよ。どうやら外の世界に原因があるみたいだ。
「せんせー? せんせーは傷害罪を起こしていないはずなのではー?」
傷害罪? 違う……あれは特別授業と言うんだよ。あるいは課外授業かな……。さて、それじゃあとりあえず、怪我の功名として取り戻したこのデッキ……変な細工は、まあ、目に見える限りではされていないようだ。これが外に置いていたデッキでね。これできみとデュエルする準備は整ったようだよ。それ以上の代償を支払って。
「ほほー。それではですねー、デュエルなのですよー!」
……ふむ。まあ、いいけど……ううん。きみのデッキは……おっと、今回は昨日までとは別物だから、質問するわけにはいかないのか。……先攻後攻はどうやって決めるかな。
「ふむー。そーですねー。どちらでもいーのですけどー、今回はシングル戦にするのですよー!」
ははは……やめたまえ。よくぼくの知り合いが……アレとは別の知り合いがその手の発言をするんだけどね。手札事故を起こすたびにもう一戦を連呼するんだ。……まあ、シングル戦ということで始めてもいいけど、きみが望むならマッチ戦に変えても良いとしよう。……さすがに、デッキ切り替えルールはいらないね? あれは短期間に同じ人と繰り返すものではないからね……。
「そーですねー。このデッキだけでじゅーぶんなのですよー。……ではー、どーやって先攻を決めますかねー?」
それじゃあクイズだ。ぼくは10キロメートル先のコンビニに遊戯王のパックを買いに行きました。この時、TAKASHIくんはOKA-SANと何回デュエルができるでしょう?
「わ、わかるはずがないのですよー! 意味不明なのですよー!」
へえ……。それじゃあ別のクイズにしようかな……。ぼくはここに2枚のカードを持っている。このうち、下にあるカードは《No.39 希望皇ホープ》か《No.17 リバイス・ドラゴン》か、どちらだと思うかな。
「……むむー。そーですねー。どちらかなのですかねー?」
どちらかが《No.39 希望皇ホープ》、どちらかが《No.17 リバイス・ドラゴン》だよ。
「……ふむー。ではー、《No.17 リバイス・ドラゴン》の上に《No.39 希望皇ホープ》があるのですよー! ランクアップしたのですよー!」
それはとても緩い条件のRUMだね……。まあ、正解だよ。それじゃあきみが先攻後攻を決めるといい。
「とーぜん、先攻なのですよー! わたしのターン! ドロー! ……はっ! デ、デッキがシャッフルされていないのですよーっ!」
…………。まあ、不正はないか。それじゃあ互いにデッキをオートシャッフルだ。……そして手札を5枚引く! さあ! 改めて先攻ドローをやり直したまえ! ぼくにとっては、もしかするとこれが見納めかもしれないかな!
「ほほー? せんせーはデュエルの相手がいないのですかねー?」
いや、マスタールール2が現行のルールだということは、もうかなりのデュエリストが忘れていることでね……ぼくの周りでは皆が先攻ドローをやめているんだ。
「ははー……。でしたらー、せんせーに先攻を譲ってあげてもいーのですけどー」
へえ……ありがたい申し出だけど……それによって勝ってしまうと、ちょっと気まずくならないかな。さすがに……お、これか。ドロー。……さて。どう展開していくかな……。
「せ、せんせー? どーしてドローしたのでしょーかー?」
きみがしていいと言ったからさ……。それじゃあいくよ! ぼくは……しまった! とんだ失態だよ!
「ど、どーしたのですかねー?」
……今のドロー、少しやり直していいかな! 具体的にはドローしたカードをデッキの上に置き、ドローフェイズ開始時からだ!
「ふむー? 何の意味があるのでしょーかー?」
最後になるなら……これを言わなくちゃ始まらないじゃないか! いくよ! ぼくの先攻! ドロー! ……よし! ぼくは《トリオンの蟲惑魔》を通常召喚! 効果発動! デッキから『落とし穴』『と名のついたカード』を手札に加えるよ!

「ど、どーぞー」
ぼくは《奈落の落とし穴》を手札に加える! そしてカードを2枚セット! ターンエンドだ!
/せんLP8000 トリオン|伏せ×2
/わたLP8000 |
「ほほー……ランク4デッキですかねー? わたしのターン! ドロー! ……はっ! できそーなのですよー! わたしは《焔征竜−ブラスター》と《嵐征竜−テンペスト》を除外! 《巌征竜−レドックス》を特殊召喚するのですよー!」

……なるほど! たしかにきみが作った【征竜】は……え? きみが……作った……【征竜】? 気のせいかな……。それは……ああ、うん。《奈落の落とし穴》だよ。

「はっ!? 破壊されたのですよー!」
ああ……もちろんきみの征竜のサーチ効果にチェーンするよ。さあ、炎属性と風属性のドラゴン族を手札に加えたまえ。
「ひ、ひどいのですよー! あんまりなのですよー! ……で、でしたらー、わたしは《青き眼の乙女》を通常召喚! ターンエンドするのですよー!」

/せんLP8000 トリオン|伏せ×1
/わたLP8000 乙女|
ああ……出たな【青眼征竜】! いいだろう……ぼくにターンを渡したことを後悔するといい! ぼくのターン! ドロー! ……それにしても。あのリアクション……そういうことかな。ぼくは《トリオンの蟲惑魔》を通常召喚。再び『落とし穴』を手札に加えるよ。
「はっ! 【蟲惑魔】だったのですよー!」
いや……それはどうかな。再び《奈落の落とし穴》を選択。……さあ、また征竜を出すといいさ。ぼくは伏せカード《融合賢者》発動。デッキから《融合》を手札に加えるよ。

「……? おかしーのですよー。《融合賢者》は使えないカードのはずなのではー?」
ふふ……ところがそうでもない。ぼくは2枚のカードをセット! さあ! どちらが《融合》でどちらが《奈落の落とし穴》かわかるまい! もちろん、それ以外のカードかもしれないけどね!
「はっ! い、いーえー。《大嵐》を引けばいーのですよー。……ふむー? 《トリオンの蟲惑魔》が二体……ふむー。どーするのですかねー?」
どうもしないさ……ぼくはこのままターンエンド! きみの出すモンスターがなんであれ、それは《トリオンの蟲惑魔》を破壊できる時点で《奈落の落とし穴》の標的だ! それとも、《奈落の落とし穴》を伏せていない可能性に賭けるかな!?
/せんLP8000 トリオン トリオン|伏せ×2
/わたLP8000 乙女|
「せんせーは絶対に伏せているはずなのですよー! わたしのターン! ドロー! ……ふむー。そーですねー。でしたらー、わたしはカードを2枚セット! ターンエンドなのですよー!」
/せんLP8000 トリオン トリオン|伏せ×2
/わたLP8000 乙女|伏せ×2
……きみが、2ターンも、攻撃しない……? いや、単なる手札の問題か……それじゃあ先に攻めるのはぼくだ! ぼくのターン! ドロー! ……ええっ!? ええい! 困るな……仕方がないか! ぼくはメインフェイズからバトルフェイズへ移行! 《トリオンの蟲惑魔》で《青き眼の乙女》を攻撃する!
「《青き眼の乙女》の効果発動ー! 守備表示になりましてー、デッキから《青眼の白龍》を特殊召喚するのですよー!」

この瞬間! ぼくの伏せカード《奈落の落とし穴》を発動だ! その《青眼の白龍》は除外させてもらおう!
「む……むむー! ……考えるのですよー! ……ふむー。じゅーぶんなのですよー! 勝手に除外するといーのですよー!」
……? まさか……いや、ブラフか! それじゃあ勝手に除外させてもらおう! 《青眼の白龍》! 銀河の彼方に消え去れ! そしてぼくはもう一体の《トリオンの蟲惑魔》で《青き眼の乙女》を攻撃! もう攻撃は無効にならない! 撃破!
「いーえー! わたしは《強制脱出装置》発動ー! 《青き眼の乙女》を手札に戻すのですよー!」

……ますますわからないな! どういうことだろう……いや、たしかに《青眼の白龍》を手札に戻しても……ああ、そっちの道か! それじゃあダイレクトアタックだ! さらにメインフェイズ2! ぼくは手札から《増援》発動! デッキの戦士族を一体手札に加えるよ!
「サーチカードが多すぎなのですよー! どーぞー!」
そしてぼくは《E・HERO エアーマン》をサーチ。さあ、召喚してさらなるサーチ効果を使っていいかな!?

「むむー? はっ! それは昨日の【E・HERO】なのですよー!」
そう! ……と言いたいところだけど、色々と作り変えていてね! すでに別物だ! 《E・HERO エッジマン》? 知らないな! 《激流葬》や《神の警告》や……邪魔するものはないね? それじゃあ手札に……《E・HERO オーシャン》を加えるよ!
「ふむー。せんせーの手札には《融合》があったはずなのですよー」
そうだね……それをここで使ってみるというのも悪くない。……けど、まあ、やめておこうかな。ぼくはフィールドの《トリオンの蟲惑魔》二体をオーバーレイ! 二体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚! 現れよ……あれはランク7やレベル8シンクロデッキ! なら、攻撃表示だ! 《No.39 希望皇ホープ》! ターンエンド!

/せんLP8000 希望皇ホープ エアーマン|伏せ×1
/わたLP6400 |伏せ×1
「ほほー! わたしのターン! ドロー! ……? ほっほー! むきー! ほほほー! やったのですよー! い、いーえー。焦っては駄目なのですよー。よくわかりませんねー。考えさせてもらうのですよー!」
【征竜】は情報量の多いデッキ……それを下手に改造なんてするから、扱いに困っているみたいだね。まあ……じっくりやってみるといいさ。
「こーするでしょー? ……ふむー? そーですねー。除外……ですからー………………ふむー。クールなのですよー。かっこいーのですよー! ……はっ! で、できないのではー……はっ! できないのですよー……。むむー……そーですねー。仕方ありませんかねー? せんせーの墓地を確認するのですよー! ……《奈落の落とし穴》は2枚ありますねー。もーないのですよー……。わたしは伏せカードの《ワン・フォー・ワン》発動ー! 《嵐征竜−テンペスト》をコストにしてですねー、デッキからレベル1のモンスターを特殊召喚するのですよー!」

へえ……ん? ま、まさか……いや、まさか……あれは普通、1枚……いや、『わたし』は普通じゃなかった! まさか……!
「ひ、ひどいのですよー! わたしはデッキから《銀河眼の雲篭》を守備表示で特殊召喚するのですよー!」

……ああ! そっちか! なんだ! ……ああ! そういえばそんなことも言っていたね! 好きに……あれ? 好きにされると困るんだけど……ええい! 好きにしたまえ!
「ではー、《銀河眼の雲篭》をリリース! 手札の《銀河眼の光子竜》を特殊召喚するのですよー!」

この《銀河眼の光子竜》ぬいぐるみを受け取りたまえ! 盛大に放ってやるとよく喜ぶんだ!
「銀河の彼方に投げ飛ばすのですよー! …………バトルフェイズ! 《銀河眼の光子竜》で《No.39 希望皇ホープ》を攻撃ー! 破滅のフォトン・ストリーム!」
ははははは! まさかこんなところでこの二体を対決させてくれるとはね! ……なら、いいだろう! こうなった以上、このバトルの行方は決まっている! ぼくは《No.39 希望皇ホープ》の効果発動! ムーンバリア! オーバーレイ・ユニットを一つ取り除くことで、モンスターの攻撃を無効にする!
「《銀河眼の光子竜》の効果発動ー! バトルする相手モンスターと《銀河眼の光子竜》を除外するのですよー! そしてですねー、バトルフェイズ終了ー! 《銀河眼の光子竜》と《No.39 希望皇ホープ》は戻ってくるのですよー! そして《銀河眼の光子竜》の効果! 相手モンスター・エクシーズのオーバーレイ・ユニットの数×500ポイント攻撃力アップなのですよー!」
だが! 《No.39 希望皇ホープ》は効果を発動していた! よって持っていた素材……オーバーレイ・ユニットは一つ! 《銀河眼の光子竜》の攻撃力は3500だ!
「じゅーぶんなのですよー! わたしは《青き眼の乙女》を召喚しましてー、ターンエンドするのですよー」
/せんLP8000 希望皇ホープ エアーマン|伏せ×1
/わたLP6400 銀河眼の光子竜 乙女|
……ん? ああ……そういうことか! いいだろう! それなら……ぼくのターン! ドロー! ……やりすぎだ! これは……さすがに噛み合わせが……いや、しかし、《銀河眼の光子竜》か。……うん? あれ……いや、待て……うん? こっちか! ……駄目だ、足りない……いや、むしろ……いや、足りない……。ああ、足りている! ……あ、OK、OK……このデュエル、ぼくの勝ちだよ!
「ほほー? せんせーがわたしに勝てるのですかねー?」
いや……手元を見ていると、どうもね……。ぼくは伏せカード《融合》発動! 融合モンスター一体をエクストラデッキから特殊召喚するよ!

「はっ!? い、いーえー。問題ないのですよー。好きにするといーのですよー!」
それじゃあ手札の《E・HERO オーシャン》と《E・HERO エッジマン》を融合! 融合召喚! 《E・HERO アブソルートZero》!

「せんせー!? どーして《E・HERO エッジマン》があるのでしょーかー!?」
さあ! 卒業デュエルを終わらせよう! ……マスタールール2からのね! ぼくは手札の《沼地の魔神王》の効果発動! このカードを墓地に捨て、《融合》を手札に加える!
「……はっ! ま、負けたのですよー!」
残念だったね! ぼくは《融合》発動! フィールドの《E・HERO アブソルートZero》と手札の《E・HERO エッジマン》を融合させる! 決められたモンスター二体を融合し、現れろ! 新たなる《E・HERO アブソルートZero》!

「むむー! しまったのですよー! 《閃こう竜 スターダスト》を出しておくべきだったのですよー!」
《閃こう竜 スターダスト》! ……たしかにね! さあ! きみのライフを数えろ!
「6400なのですよー……。せんせーのフィールドには《No.39 希望皇ホープ》と《E・HERO アブソルートZero》と《E・HERO エアーマン》がいますからー、わたしの負けですかねー」
ふむ……。まあ、ZEXALが終わるこの時期だ……これが収まりのいい終わりだろう……シャイニング・エクシーズ・チェンジなんて……する必要は、ない! バトル! 《E・HERO エアーマン》で攻撃! 《E・HERO アブソルートZero》で攻撃! そして、いくよ! 《No.39 希望皇ホープ》で攻撃だ! ホープ剣・スラッシュ!
「……むむー! 負けたのですよー!」
/せんLP8000 希望皇ホープ エアーマン アブソルート|
/わたLP0 |
ふう……。ガッチャ! 楽しいデュエルだったよ。……そう。自分で思いついたデッキを試す。それがデュエルの醍醐味じゃないか……。ぼくはデッキコピーを繰り返しすぎて、それを忘れていたのかもしれないな……。
「ふむー。そーですねー。自分の作ったデッキでないと、意味がないのですよー。わたしのデッキはわたしだけのものですからねー」
……まあ、だとしても……ちょっと、いいかな。もしももう一度戦いたいというなら別だけど……ちょっと、互いのデッキを見せ合わないかな。非常に気になることがあるんだ。
「ふむー……。いーのですよー。わたしもですねー、ペンデュラム召喚は気になっているのですよー。上級モンスターを特殊召喚できるよーですからねー。このデッキはさらに強くなるのですよー!」
……それと、デッキを見せてもいいこととが、ちょっと繋がらないんだけど……。
「ですからー、新しーデッキになりますからー、今のデッキがばれてもいーのですよー」
ああ、そういう……どれ、ちょっと………………。うん。……思った通りの、デッキだね……。
「せんせー? どーしたのですかー?」
ふふっ……《青眼の白龍》と《銀河眼の光子竜》を出すことだけ考えているんだね……ちょっと、いいかな。決して批判するつもりはないんだ。ただ、《破滅のフォトン・ストリーム》を3枚も入れる必要は、本当にあったのかな……?
「そーですねー。……はっ! ペンデュラムモンスターは破壊されるとエクストラデッキに送られますからー、《破滅のフォトン・ストリーム》は強いのですよー!」
……うん。まあ、いいか……。ぼくも人のことを言えた身ではないからね。それじゃあ……次はもうARC−Vが公式のものになっている時期かな。それじゃあ、おそらくこれがぼくのZEXAL期最終デュエルだけど……いいのかな。きみは最後に勝って終わりたいんじゃないのかな……。
「ふむー……。そーですねー。もー一回やりますとー、わたしが勝ちますからねー。次もわたしが勝ちますからー、せんせーがかわいそーなのですよー。今回は負けてあげますかねー」
おお……気をつけたまえ。その手の台詞を喋るようになったライバルキャラは、以降ずっと噛ませ犬の立場に落ちて決して這い上がれないんだ。いいかい、勝利には飢えなさい。勝つためにはヘルカイザーになることもいとわず、勝利すれば勝ったビング。そして『ガッチャ! 楽しいデュエルだったぜ!』で締めくくる。これを徹底すると、なんだか危ない人になれるよ。
「いーえー、わたしは人にはなれませんからねー。ふむー……せんせーのデッキも見せてもらうのですよー!」
ははは……どうぞどうぞ。まあ、融合系デッキである以上、ちょっとペンデュラムデッキの参考にはならないと思うけどね。
「…………意味がわからないのですよー。せんせー? このデッキは未完成なのですかねー?」
し……失礼な! 十分に完成しているじゃないか! ほら、いいかい? このカードとこれだけのカードがコンボできるね? そしてだね……ああ、あった。ほら、こう変身してからの……こう、帰還だよ。どうかな。これはよくないかな。
「ふむー……。しかしですねー、わたしを倒したのは《E・HERO アブソルートZero》ですからねー」
うっ。それは……まあ、そういう時もあるということだよ……。なんなら、もう一回デュエルしてみるかな。きみは《E・HERO エッジマン》のその恐ろしさを知るだろう……。
「《E・HERO エッジマン》は強くないはずなのですよー! 《E−HERO マリシャス・エッジ》のほーが強いのですよー!」
いいや! 《E−エマージェンシーコール》で呼べる《E・HERO エッジマン》のほうが強いね! 《E−HERO マリシャス・エッジ》よりも!
「むむー! おかしーのですよー! そーですねー。《E・HERO エッジマン》を使うのでしたらー、《エッジ・ハンマー》を使うべきなのですよー」
そんな話があるか! どうして《E・HERO エッジマン》をリリースしないといけないんだ! ああ……話していても埒が明かないな! ZEXAL時代最後のデュエル? そんな話はナシだ! さあ! ぼくともう一回デュエルだ!
「はっ! そ、その前にサイドデッキを見ておくのですよー! ほほー! 《群雄割拠》……せんせー? ……ふむー。せんせー? サイドデッキが足りないのですけどー」
そんなはずがないじゃないか……。…………。……足りない。あ! さては! またどこかに隠したな! ちょっと取ってくるよ! ……いや、足りないものはわかっている! 《超融合》がたしか、ここに入れられていたはず……。
「ほほー。《超融合》がサイドデッキにあったのですかー。なるほどー」
あ! こら! やめなさい! 今すぐその情報アドバンテージを……ええい! だったら! 作り直せばいいだけだ! 首を洗って待っていたまえ! また明日あたりの機会にでも!
「ふむー。そーですねー。それではー、また明日の機会にー」
まったくもう……人のカードをなんだと思っているんだ! そろそろ補習授業の時間かな! そう……アレもなんとかしておかないと……。
「ふむー……。負けてしまいましたかねー」
「でっかした!」
「はっ! 現れたのですよー!」
「せんせーってば超プリチー! ねえ! 見た!? 勝ったせんせー、怒ったせんせー、ワケわかんないこと言うせんせー! ふっふうふー。いいなあ……せんせーいいなぁ。あっ! 今もしかして、せんせーワタシを探してる!? せんせーワタシだけを探してる!? ワタシのためだけに時間使ってくれてる!? どうしようこれ感激! 待っててせんせー! ワタシはここにいますよー!」
「……《銀河眼の光子竜》を減らすべきですかねー?」
author:海水晶, category:ピンポイントレッスン, 14:10
comments(0), trackbacks(0), - -
せんせーとわたしのDuel Stand by!(Part6)
「「デュエル!」」
「先攻はてめえにくれてやるよ!」
「後悔するなよ! 私のターン! ぺんでゅらむ召喚! 手札のぺんでゅらむモンスターとチューナーを出し、《閃こう竜 スターダスト》をシンクロ召喚!」
「俺のターン! ドロー! 《レッド・デーモンズ・ドラゴン》をシンクロ召喚! 守備表示のスターダストを破壊するぜ!」
「それで優位に立ったつもりか!」
「へへっ! カードを伏せてターンエンド!」
「私のターン! ぺんでゅらむ召喚! 先ほどのぺんでゅらむモンスターと手札のチューナーをぺんでゅらむ召喚! そして、シンクロ召喚!」
「甘い! そのペンデュラム召喚はトラップで無効にするぜ! ……こうすれば勝てるんだろ!?」
「く……っ。……ふふ。成長したようだな。《地割れ》を発動。ターンエンドだ……」

(――先攻ペンデュラム召喚の優位性について)
先攻1ターン目で行うペンデュラム召喚には、それほどのメリットがない。……先にモンスターを出せるとはいえ、1枚のドローがないことを考えると、せいぜいプラスマイナス0というところだよ。……ただ、特殊召喚の果てに《シューティング・クェーサー・ドラゴン》を出すようなデッキになると話が違うけどね。ペンデュラム召喚に対して召喚の無効が有効ということは、実は後攻が伏せた《昇天の黒角笛》にも十分な価値が生まれるということなんだ。忘れてはならない。エクストラデッキにチャージしたペンデュラムモンスターがいなければ、それは召喚権を無視するだけの、手札消費の荒い展開なんだ。……ところで、早く《TG ハイパー・ライブラリアン》は禁止カードになってくれないかな……。
「ふむー……。問題ありませんかねー? 問題ないのですよー! もしもこのデュエルに負けてもですねー、わたしはサイドチェンジできますしー、最後のデッキを使ってもいーのですよー!」
ふう……。さて、いや、ここまでぼくの用意したルールに付き合ってくれてありがとう。しかし、昨日から今日にかけて、ちょっと心境の変化があってね。ちょっと相談があるんだけど、聞いて、いや、聞き入れてくれないかな。
「ほほー? 何なのですかねー?」
このデュエル、ぼくはあらかじめ用意していた三つ目のデッキを使うと宣言していたけど、ここでまったく関係ない四つ目のデッキを使ってもいいかな。昨日、二つのデッキを使ってみた結果、どうもこちらのほうがぼくの性には合っていたんだ。
「……駄目なのですよー! ありえないのですよー! そのデッキは【ガガガ】に強いに決まっているのですよー! ルール違反なのですよー! ジャッジキルなのですよー! オーバーキルなのですよー!」
いや、オーバーキルはむしろきみのほうじゃないか……。……ふむ。やっぱり駄目か。代わりに、きみも三つ目のデッキを自由に新しいものにしてもいい……と言っても、駄目かな。
「ほほー?」
……おや。食いついたね。
「い、いーえー。そーですねー……ほほー? そーですねー。でしたらー、こーいうルールにするのですよー」
え? それはちょっと……嫌かな。
「せ、せんせー? わたしはまだなにも言っていないのですよー?」
ところで、どんなルールを提案するのかな。
「そ、そーですねー。このデュエルにわたしが勝ちますとー、わたしが勝ったことになるでしょー? もしもわたしが負けた場合はですねー、新しーデッキを作ってせんせーと戦えるのですよー」
……? 仮に、ぼくが今日、新しい三つ目のデッキできみを倒したとする。すると、お互い三勝三敗。そこできみは、最後のデュエル用のデッキを、負けたあとで作り始める。もしもぼくが【クリアマインド】で今日勝ったとすれば、対抗するために【精神攻撃】を構築できる。こういうことかな。
「そーですねー。そーいうことなのですよー」
……それは、ちょっと。ぼくも十分なルール違反をお願いしているけど、それにしても……【エクゾディア】系統の特殊勝利デッキを使えば、ほぼ確実に勝利できてしまうじゃないか。
「ではー、すでに作っているデッキを使うのですよー。ここにデッキがあるのですよー!」
…………? ああ、そうか。たしかに三つデッキを作ってほしいとは言ったけど、別に四つ目五つ目が完成することもありえたわけか……見えたよ! そのデッキは【エヴォル】か【陽炎獣】だね!?
「いーえー、違うのですけどー……」
おや……? なら、本来の三つ目かな……。まあ、なんというか、すでに作っているというなら文句はないかな。むしろまだ、ぼくが文句を言われるべき立ち位置だ。しかし、これ以上のハンディを与えるとなると……ああ、こうしよう。このデュエル、本来はぼくが先攻後攻を決めるところだけど、新しいデッキを使わせてもらう代わりに、きみがどちらかを選んでいいよ。
「ほほー? ……怪しーのですよー。そーですねー。後攻1ターンキルですかねー? ほほー? 望むところなのですよー! でしたらー、とーぜんわたしが先攻を取るのですよー」
ふふ……先攻が必ずしも有利とは限らないことを教えてあげよう!
「はっ! 罠だったのですよー! わ、わたしは後攻……い、いーえー! 先攻を取るのですよー!」
おお……あくまで先攻を取るか。それでいいよ。なにしろ、罠を張ったつもりはないからね。さあ! 互いのデッキをたまには手動でシャッフル! カットするといい!
「わたしのターン! せんせーのデッキをカット! 5枚引いてせんせーにあげるのですよー!」
いいだろう! ぼくのターン! きみのデッキをカット! 上から5枚を放ってあげよう!
「ひ、ひどいのですよー! ……見ては駄目なのですよー!」
何のことかな……さあ! それじゃあデュエルを始めるよ! 心配することはない! きみはなにをしてもぼくには勝てないからね!
「せんせーのほーが負けているのですよー! わたしのターン! ドロー! ……ふむー。わかったのですよー!」
……なにがかな。
「わたしは《オノマト連携》発動ー! 《ガガガシスター》を墓地に送って《ガガガマジシャン》と《ドドドドライバー》を手札に加えるのですよー!」

おや……手札状況が芳しくないようだね。ドライバー・オン……プリーズ……どうぞ。
「わたしは《ガガガマジシャン》を召喚ー! そして《死者蘇生》発動ー! 《ガガガシスター》を特殊召喚するのですよー!」

どうぞ……構わない。……しかし、あれだね……。先攻を渡すのなら、もう少し……だね。
「どーしたのでしょーかー?」
おっと。ターンエンドかな?
「ありえないのですよー! わたしは《ガガガシスター》の効果発動ー! 《ガガガマジシャン》と《ガガガシスター》はレベル6になるのですよー!」
ふむ……レベル6? なにがあったかな……どうぞ。
「わたしは《ガガガマジシャン》と《ガガガシスター》をオーバーレイ! 二体の魔法使いでオーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚! 《風紀宮司ノリト》なのですよー!」

おっと! そうだ……それが出せるという話をしたじゃないか……なるほどね! だが! そのモンスターの真の力、きっときみには使えまい! さあ! 使えるというならターンエンドしたまえ!
「カードを2枚セット! ターンエンドなのですよー!」
/せんLP8000 |
/わたLP8000 ノリト|伏せ×2
使えているじゃないか……ぼくのターン! ドロー! ……さて、慎重に考えないとまずいかな。
「ふむー。《風紀宮司ノリト》が出せましたからねー。これでわたしの勝ちなのですよー!」
させるか! ……とはいえ、あれはつまるところ、破壊耐性の代わりに攻撃力を得た《真六武衆−シエン》だ。攻撃力2700は直接攻撃三回で勝てる数……。…………。…………。…………なんだこの手札は!?
「ど、どーしたのでしょーかー?」
改めて見ると……これは……いや、違うよ。これはきみを油断させるための罠だ。……しまった。いや、なら……せめて……ぼくは《増援》を発動! デッキから戦士族一体を手札に加える!
「ほほー。どーぞー」
ほほー、どーぞー? ……《風紀宮司ノリト》の効果を使わないのか? まあ、それなら……《E・HERO エアーマン》を手札に加えるよ!

「ほほー。【E・HERO】だったのですかー」
甘い! 【HERO】のデッキパターンは多岐に渡る! 必須カードの《E・HERO エアーマン》1枚ではそもそもエレメンタルとも限らない! そしてぼくは《E・HERO エアーマン》を召喚! ……さあ! サーチ効果を使っていいかな!?
「そーですねー。どーぞー」
……そーですねー、どーぞー? なにを考えているんだろう……ここまで許してしまえば、形勢は逆転しかねないのに……ぼくは《E・HERO バブルマン》を手札に加える! カードを4枚伏せてターンエンド!
/せんLP8000 エアーマン|伏せ×4
/わたLP8000 ノリト|伏せ×2
「むむー……。いーえー、《風紀宮司ノリト》がありますからー、問題はないのですよー。わたしのターン! ドロー! ……メインフェイズー! わたしは《サイクロン》で《E・HERO エアーマン》の下のカードを破壊するのですよー!」

む! 今さらになって癖に気づくとは……実に惜しい! いいだろう! 《奈落の落とし穴》撃破だ!
「ほほー! でしたらー、《ガガガシスター》召喚ー! 効果でガガガをサーチするのですよー!」
……勝手にしたまえ!
「わたしは《ガガガリベンジ》を手札に加えるのですよー! そしてですねー! バトルフェイズに《風紀宮司ノリト》を攻撃するのですよー!」
馬鹿な! 《風紀宮司ノリト》はきみのモンスターだよ!
「い、いーえー、《風紀宮司ノリト》で攻撃するのですよー! 《E・HERO エアーマン》撃破!」
……撃破されるとも! 構わないさ! くそう……こんなところでやられるものか!
「《ガガガシスター》で攻撃ー! 200ポイントのダメージなのですよー!」
あの《ガガガシスター》……。おそらくガガガ先輩が墓地に送られた瞬間、《ガガガリベンジ》で強制復活させるに違いない。とはいえ、《風紀宮司ノリト》を放置もできない……くそう! ペンデュラム召喚はまだか! せめてぼくに無限の壁を!
「ターンエンドなのですよー!」
メインフェイズ2に入りたまえ!
「ほほー? いーのですよー。メインフェイズ2! 色々できますけどー、これいじょーはかわいそーですかねー? 仕方ありませんからー、ターンエンドしてあげるのですよー」
/せんLP6900 |伏せ×4
/わたLP8000 ノリト シスター|伏せ×2
色々できるはずがないじゃないか……。よくわかった! きみの伏せカードはともかく、ガガガはすでに枯渇気味だ! エクシーズ召喚はできてあと一回がいいところ……突破してやるさ! ぼくのターン! ドロー! ……え? このカードを……やめろぼくの中の悪魔! なんてことを囁くんだ! とても魅力的じゃないか!
「せんせーはどーしたのですかねー?」
ええい……まずは……ぼくは伏せカード……違う! こっちじゃない! ぼくは《死者蘇生》発動! 《E・HERO エアーマン》を特殊召喚するよ!
「ほほー? …………。ふむー……。…………。そーですねー。《風紀宮司ノリト》の効果発動ー! ガガガ先輩・ユニットを墓地に送って《死者蘇生》を無効にするのですよー!」
……馬鹿め! そのカードは囮だ! ……これでもう、このターン《風紀宮司ノリト》は使えない! 貴重なカードを差し出した甲斐があったよ! ……ぼくは伏せカード《ヒーローアライブ》発動! ライフポイント半分を捨て! デッキから『E・HERO』一体を特殊召喚する!

「ほほー? しかし、《E・HERO エアーマン》はないのでしょー?」
それはどうかな!?
「ど、どーなのですかねー?」
ははは……もちろんないさ! ぼくは《E・HERO プリズマー》を攻撃表示で特殊召喚! そして! エフェクト発動! コストとしてエクストラデッキの《E・HERO プラズマヴァイスマン》を見せ! ほら! どうだどうだ! いいだろう!

「は、ははー……びみょーなのですよー」
ははははは! さらに《E・HERO エッジマン》をデッキから墓地に送り! 《E・HERO プリズマー》の名前は《E・HERO エッジマン》に変更される!
「ど、どーして《E・HERO エッジマン》があるのですかねー?」
さて、ね! さらにぼくは《E・HERO バブルマン》を通常召喚! ……二体のエクシーズ素材が揃った! 《激流葬》を使うなら今だよ!

「使うはずがないのですよー! なにも発動しないのですよー!」
くそう……発動できるのかできないのかがわからない……。それじゃあバトルフェイズ! 《風紀宮司ノリト》には敵わないが、どうした! ぼくは《E・HERO プリズマー》で《ガガガシスター》を攻撃する!
「……むむー。《強制脱出装置》発動ー! 《ガガガシスター》は手札に戻るのですよー!」

おお……。まさかそんな手があったとはね!
「そ、そーでしょー?」
ありがたいな! まったくもってありがたい! それならぼくは、《E・HERO プリズマー》の攻撃対象を《風紀宮司ノリト》に変更するだけだ! これで形勢は逆転した!
「……おかしーのですよー! 《風紀宮司ノリト》の攻撃力は2700なのですよー!?」
ははは! 攻撃力の高い相手に攻撃する理由……それは決まっているじゃないか! 相手が消滅するからだ! ぼくは《強制脱出装置》を発動! 《風紀宮司ノリト》をエクストラデッキに脱出させるよ!
「……むむー。……むむー。……むむー! ……どーしよーもありませんかねー。戻してあげるのですよー」
よし……。ふう、よかった。冷静に考え直せば、あそこに《禁じられた聖槍》が伏せられているかもしれなかった……まあ、伏せられていなかったようだね! それじゃあ《E・HERO プリズマー》、申し訳ないんだけど、さらに攻撃対象を変えてくれないかな! 当然、残る対象は一人……ダイレクトアタックだ!
「受けてあげるのですよー。問題はありませんかねー?」
まだだ! 《E・HERO バブルマン》でも攻撃! 制限指定されたその力、思い知るといい!
「たった800ポイントなのですよー!」
ふふ……カードを……おっと、メインフェイズ2。そしてターンエンドだよ。
/せんLP3450 プリズマー バブルマン|伏せ×1
/わたLP5500 |伏せ×1
「……せんせー? エクシーズ召喚しないのでしょーかー?」
その手に乗るか! モンスターをひとまとめにしたところで除去するつもりだね! そんな手には乗らないよ! ターンエンド!
「ははー……。でしたらー、わたしのターン! ドロー! ……ほほー!? そーですねー。エクストラデッキを確認するのですよー」
あれはエクシーズ召喚の合図! ええい……あのエクストラデッキさえすべて墓地に送ればぼくの勝ちなのに!
「ふむー……そーですねー。わたしは《ガガガシスター》召喚ー! 効果でガガガを手札に加えるのですよー!」
またそのモンスターか! ……仕方ないな。ご自由にどうぞ! ただし! 先輩を呼ぶことだけは許さない!
「その……ほほー? ほほー……。そーですねー。わたしは《ガガガボルト》を手札に加えるのですよー」
ああ……あったね、そんなカードも。
「そしてわたしは《ガガガボルト》発動ー! せんせーの伏せカードを破壊するのですよー!」

あ! こら! やめなさい! 器物損壊は校則違反だ!
「何のカードですかねー?」
あああ……大事な《昇天の黒角笛》が! なんてことをしてくれたんだ! ……なんてことをしてくれるんだ!
「ほほー! やったのですよー! わたしは《ガガガリベンジ》発動ー! ガガガ先輩を復活させるのですよー! 《ガガガシスター》の効果発動ー! レベルアップするのですよー! そしてですねー、二体の魔法使いをオーバーレイ! 《マジマジ☆マジシャンギャル》をエクシーズ召喚するのですよー!」

……馬鹿な! 風紀委員はどこへ行った!
「《ガガガマジシャン》は不良ですからねー。風紀委員は嫌いなのですよー。《マジマジ☆マジシャンギャル》の効果発動ー! ガガガ先輩を使いましてー、手札の《ドドドドライバー》を除外しましてー、せんせーの墓地の《E・HERO エッジマン》を貰うのですよー!」

……ん? ……あれ。ちょっと……いや、いいんだけど……それじゃあ、どうぞ。…………? そういうことかな……?
「《E・HERO エッジマン》を特殊召喚ー! さらにわたしは《ガガガリベンジ》発動! ガガガ先輩を復活させるのですよー!」

……まあ、なにかな。あまりこういうことを訊きたくはないんだけど……きみのエクストラデッキに《No.22 不乱健》はないのかな。
「あるかもしれませんけどー、教えないのですよー?」
……。まあ、それじゃあ……ご自由に。デュエルを進めてもらってかまわないよ。
「そーですねー。《ガガガマジシャン》の効果発動ー! レベルを7にするのですよー! そしてわたしは《ガガガマジシャン》と《E・HERO エッジマン》をオーバーレイ! 《No.11 ビッグ・アイ》なのですよー!」

ああ……ぼくのモンスターを奪いたかっただけなのか……。なんだ、プレイングミスと同じじゃないか。
「《No.11 ビッグ・アイ》の効果発動ー! ガガガ先輩を使いましてー、《E・HERO プリズマー》を奪うのですよー。バトルフェイズ! 《マジマジ☆マジシャンギャル》で攻撃するのですよー! 《ガガガリベンジ》が2枚使われましたからー、攻撃力は3000ですねー」
まあ、さすがに《E・HERO バブルマン》もこれには勝てない。破壊されて墓地に行くよ。
「そして《E・HERO プリズマー》でダイレクトアタックーッ! わたしの勝ちなのですよー!」
……むむ。むむむ……負けたか。むむ……むむむむむ……。
/せんLP0 |
/わたLP5500 マジシャンギャル ビッグアイ プリズマー|伏せ×1
「ふむー。ふつーの【E・HERO】……いーえー、《E・HERO エッジマン》がありましたからー、ふつーではありませんねー。《E・HERO プラズマヴァイスマン》もあったのですよー。何だったのですかねー?」
むむむ……一応、気づいているんだろうけど、確認を取っていいかな。
「何なのですかねー? わたしが勝ったのですよー? 商品がほしーのですよー!」
いや、別にそんなものはないんだけど……それよりも、なぜ《マジマジ☆マジシャンギャル》をエクシーズ召喚したのかな。《No.22 不乱健》で《E・HERO バブルマン》を攻撃すれば、そこでデュエルは終わっていたのに……。
「はっ!? そ、そーだったので……はっ! そーだったかもしれないのですよー!」
……きみは何のためにエクストラデッキを確認したのかな。
「ほ、ほほー……。いーえー! 勝ったデュエルですからねー! どーでもいーのですよー! 勝てば官軍なのですよー!」
それは違う! 勝っても負けても、自分のミスは反省するべきなんだ! 五分後くらいにね! でないと、そのうち足元をすくわれて谷底に落とされた上、生存フラグも潰されるよ。
「ははー……。しかし、わたしの勝ちなのですよー? わたしは勝ったのですよー! ですからー、豪華賞品がほしーのですよー」
そんな約束はしていない上に、きみにとって意味のあるプレゼントなんてないじゃないか。……じゃあ、このデッキレシピをあげよう。よければ参考にしてみてほしい。
「ほほー? せんせーの……せんせー? 《時読みの魔術師》と《星読みの魔術師》が、なぜか7枚ずつ入っているのですけどー……」
まあ、よかったら参考にしてみればどうかな。……ふむ。なんだか物足りないな。まあ、あちらで試してみてもいいか……。……融合。ペンデュラム。相性を考えると……気は進まないな。まあ、仕方ないかな……。
「せんせー? どーしてルールに違反しているのでしょーかー?」
それは暫定的なレシピだからね。新たなペンデュラムモンスターが判明次第、そちらに置き換えられるはずだよ。ちなみにそのデッキの強さはというと…………まあ、そんなことはどうでもいいはずだね。
「ははー……弱いのですねー?」
豪華賞品か……たしかになにか、勝者にはプレゼントを渡したほうがよさそうだ。がんばったで賞と、がんばりはしなかったけどけっかがでたからいちおうよしとしま賞、どちらがいいかな。
「賞なんていらないのですよー! 粗品がほしーのですよー!」
随分と要求が柔らかくなったね! ……それじゃあ仕方ないな! ちょっと待っていたまえ……あれは渡したくなかったけど、仕方ない。明日にでもそれなりの物を持ってこよう……。ああ、そうだね。そのついでにもう一戦するというのはどうかな。
「ほほー? 嫌なのですよー。せんせーはわたしに負けましたからねー。もー戦う資格はないのですよー」
ふむ……そういうものかな。まあ、いいや。次にやればもっときみを驚かせる自信があるんだけどね……そういうことなら仕方ない。勝った瞬間に勝負から降りるのも、また一つの選択だ。それじゃあ、また明日にでも。……さて、もうちょっと調整しようかな……。
「……ふむー? どーして悔しくなさそーなのでしょーかー。……わたしが勝ったのですよー?」
「それはだよ!」
「……ほほー」
「ワタシが日頃から鍛えてあげてるからなのだ! ふふん……せんせーが悔しがる様子を見たい? ねえ、見たい? 見たい? ワタシも見たい! それじゃあ協力したげましょう……このデッキを使うのだ!」
「い、いーえー。わたしはわたしが作ったデッキを使うのですよー」
「ふっふぅん? これでいーのかにゃー? これでいーのかにゃー? これはダメだにゃー。どーしてこっちを使わないのかにゃー。こっちのほーが、せんせーは悔しがるんだにゃーん」
「ほほー? どーしてですかねー」
「それはだにゃーん。教えないんだにゃーん。ひっひーひー。くふふふふー。けへへへへー。けへっ、けっ、へっ、はっ、はっ、……くふー。ふっふふー。せんせーが、悔しがるー。ワタシはー、幸せー。それじゃあね! 明日はね! もっと楽しいデュエルにしようね! ……ワーターシーはーペンデュラムー。アナタに振られ続けてるー。ばいなら!」
「……ふむー? こちらのほーが強いのですけどー……」
author:海水晶, category:ピンポイントレッスン, 20:31
comments(0), trackbacks(0), - -